New album
<2018年>
★ ニューアルバムのお知らせ ~発売中です。(2018年7月7日)
「ウン・ディア・クァルキエーラ ~ いつもどおりの日」/ アロルド・ロペス・ヌッサ
「Un Dia Cualquiera」 / Harold Lopez-Nussa
レーベル → mackanenue / キングインターナショナル
member
Harold López-Nussa (p)
Gaston Joya (b)
Ruy Adrián López-Nussa (ds)
[収録内容]
1. Cimarrón (3:51)
2. Danza de los Ñañigos (4:29)
3. Una Tarde Cualquiera En Paris (to Bebo Valdes) (4:48)
4. Preludio (to Jose Juan) (3:28)
5. Elegua (5:06)
6. Hialeah (3:32)
7. Ma petite dans la Boulangerie (3:56)
8. Y la Negra Bailaba (4:01)
9. Conga Total / El Cumbanchero (3:39)
10. Contigo en la Distancia (5:47)
11. Mi Son Cerra'o (4:47)
「Un Dia Cualquiera」 / Harold Lopez-Nussa
★ キューバ・ハバナ出身のピアニスト、アロルド・ロペス・ヌッサのMack Avenue移籍第二弾、最新作。
★キューバの重鎮ピアニスト、エルナン・ロペス・ヌッサを叔父に持ち、キューバ・ジャズシーンで注目を浴びているジャズ・ピアニストの一人。2005年モントルー・ジャズ・ソロ・ピアノ・コンペティションで優勝し、一躍知名度を上げた。日本には「東京JAZZ」や「コットンクラブ」ジャズクラブでの公演で何度も訪れており、その存在感をアピールしている。
■ 『Un Dia Cualquiera (Just Another Day)』と題された本作は、ベースが、前作『エル・ビアッヘ』に参加していたセネガル出身のアリュンヌ・ワッドゥからガストン・ホヤに代わって、サウンドが大きく変化。アリュンヌのヴォーカルをフィーチャーしたキューバと世界の音楽を融合するポップな展開から、キューバ人3人のトリオ編成となった演奏は、一聴、スペクタクルなピアノ・トリオに様変わり!まばゆいばかりの超絶技巧で弾きまくる展開は、正に圧巻。
■ 基礎にあるのは3人の母国キューバの音楽。自らのオリジナル曲も織り込みつつ、キューバで生まれた数々の曲をアレンジ。エルネスト・レクオーナのDanza de los Ñañigos (アフロ・キューバ舞曲集ニャニゴスの踊り)や、Y la Negra Bailaba (アフロ・キューバ舞曲集そして、黒人が踊っていた)といったナンバーも収録するほか、母国のベボ・ヴァルデスのピアノの世界に敬意を払ったナンバーも。またM5“Elegua"ではヨルバの神に捧げた歌やバタ・ドラムの音楽を、ジャズのトリオ・フォーマットで表現するという試みあり、ラストはベボ・ヴァルデスの演奏にインスパイアされたものとのこと。そして、10曲目は、キューバが生んだシンガー・ソングライター、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスのボレロのナンバーですが、この曲は、生きる伝説オマラ・ポルトゥンドの歌唱によって影響を受けた楽曲なのだそうです。
■ キューバの情熱あり、哀愁あり、母国の音楽に再び深く立脚し、自らの基礎であるクラシック音楽の要素も時おり融合させつつ、ジャズ的な即興のピアノ・トリオで表現した一作。ちなみにタイトルが表すのは「いつもどおりの日 (Just Another Day)」とのこと。新たな展開/日常が、このあとどのように発展していくのか、楽しみです。
<2016年>
アロルド・ロペス・ヌッサ / エル・ピアッヘ
HAROLD LOPEZ-NUSSA / EL VIAJE
★キューバの注目の才能、アロルド・ロペス・ヌッサのMack Avenue 移籍第一弾が登場です。
★World Village,Jazz Villageからの諸作で着実にステップアップし、来日。
チューチョ・バルデスやゴンサロ・ルバルカバといったアーティスト直系のめくるめく超絶技巧と、音楽一家で育ったアーティストらしい、クラシックを基礎とした確かな演奏で、オーディエンスを魅了してきましたが、今作はさらに新しい展開が見えてきました。
★タイトルは『El Viaje』というように、キーワードは”旅”。
アロルド自身、ピアノを弾き始めた当初より、音楽を奏でることで想像の旅をするような感覚を大切にしたい、と思っていたと語っていますが、今回の作品には、訪ねた土地からインスパイアされた楽曲を演奏しています。
そして、さらに大きな変化はセネガル出身のベーシスト、アリュン・ワッドゥを迎えた点にあります。アリュンは、サヴィヌル・シンジケートの一時代を支えたパコ・セリーのバンドでも活躍し、マーカス・ミラーの『アフロディジア』でもフィーチャーされたアーティスト。
アロルドは2010年代の初頭に出会って以来意気投合し、2人の双頭リーダー作品を15年にリリースしていますが、本作はその発展形。自らのルーツであるキューバを核にしながら、アフリカン・ミュージックのエナジーをバンドに取りこむことへの強い興味を抱いたとのことですが、バンド(トリオ)は新しいサウンド、グルーヴ、ヴァイブレーションを生み出す展開に。その成果は、一聴(!?)瞭然、数々の曲から、あふれだします。
★アルバムの中心部をなす5曲目には、巨匠チューチョ・バルデスの曲をキッチリ据えつつ、作品の色彩は実にカラフル!
エレベのグルーヴ感と天使のような優しいヴォイスを聴かせるアリュンは、あのリチャード・ボナを彷彿とさせますが、このバンドは、かつてジョー・サヴィヌルがボナやセリーをメンバーに加え、世界の音を取り込んで自らの音に仕立てあげたサヴィヌル・シンジケートの世界を、トリオのフォーマットで表現していく相似形のバンドとも。
エレガントなピアノ・ソロとヴォイスから一転、グルーヴ感あふれるリズムにシフトして祝祭的な盛り上がりを見せて行くオープニングを始め、M3は伝統的なキューバのリズムとアフリカのプリミティヴなサウンドが華麗に交錯し、なおかつジャズ・スタンダードのリフも織り交ぜてしまうというナンバー。かと思えば、メランコリックなムードで、パリの憂愁を描くM4のようなナンバーあり、旅の喜怒哀楽を描き出すような豊かな情感が織り交ざるタイトル・トラックあり、リスナーを様々な土地に誘います。
★世界を見渡せば、リチャード・ボナは、キューバ・サウンドとの融合を形にした”マンデカン・クパーノ”を結成。その視点で言えば、逆方向のベクトルで融合を目指すのがこのユニット。
同キューバが生んだアルフレッド・ロドリゲスも世界各地のアーティストを迎えて音楽で対話する新作を発表しており、その動向は楽しみ。
★今年は、東京ジャズを核にして、来日も。そのツアーで新たな曲が生まれる期待も高まります。
話題騒然!!東京JAZZのホールAが興奮のるつぼと化した!!!
各所から絶賛の声が集まる、キューバが生んだ注目のピアニスト、アロルド・ロペス・ヌッサの最新アルバム!!
セネガルが生んだ才能アリュン・ワッドゥを迎え、ピアノ・トリオのフォーマットで描く世界のグルーヴ!
ブエナビスタ / オマーラ・ポルトゥオンドのツアー・メンバーとしても活躍し、ダヴィッド・サンチェス / クリスチャン・スコットらの『ナインティ・マイルズ』にも抜擢されたアロルド・ロペス・ヌッサがMack Avenueに移籍!
KKJ 125 ¥2315+税 2016.8.25 on sale
1.Me Voy Pá Cuba / メ・ボイ・パ・クーパ [5:35]
2.Africa / アフリカ [5:07]
3.Feria / フェリア [3:55]
4.Lobo’s Cha / ロボス・チャ [5:25]
5.Bacalao Con Pan / バカラーオ・コン・パン [3:39]
6.El Viaje / エル・ビアッヘ [5:13]
7.Mozambique En Mi B / モザンビーク・エン・ミ B [3:51]
8.D’ Una Fábula / ウナ・ファーブラ [6:20]
9.Inspiracion En Connecticut / インスピラスィオン・エン・コネチカット [6:05]
10.Oriente / オリエンテ [5:36]
11.Improv (Me Voy Pá Cuba) / インプロウ(メ・ボイ・パ・クーパ) [3:22]
メンバー
アロルド・ロペス・ヌッサ:piano,keyboard,backing vocal [track 9]
アリュン・ワッドゥ: bass,vocal,backing vocal [track 9]
ルイ・エイドリアン・ロペス・ヌッサ:drums.percussion,triola,backing vocal [track 9]
Mayquel González:trumpet,flugelhorn
Dreiser Durruthy:tambores bata,vocal [track 2]
Adel González:percussion [track 6]
Ruy Francisco López-Nussa:drums[track 7]